幻の詠~幻想を抱く者よ、ココに集え~
ブログ名通り、妄想を持ってる方は来て下さい。 色んな楽しいワールドにします。
スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


ハロウィンの忘れ物 第2話

「いってきまーす」
軽くそういいながら、玄関のドアを開ける。
「真理奈ちゃんっ」
家の前で待っていた水野 夕菜(みずの ゆうな)がにっこり微笑んだ。
夕菜は幼稚園のときからの友達で、あたしの大親友なんだ!
「夕菜、はやいねっ」
「うん。だって、年に一度のハロウィンパーティーだもん。遅刻したくないわよ」
「うんっ。そうだよねっ」
あたしは満面の笑みを浮かべながら、夕菜の手をつかんだ。
「行こうっ。はやく行かなきゃ、送れちゃうよっ」
あたしはそういいながら、タッと駆け出す。
「うんっ」
夕菜はそう返事をすると、あたしと共に走り出した。
あたしたちは、今、ある場所に向かってるんだっ。
ある場所っていうのは、『トリック・キャーン』っていうお店。
まぁ、小さな駄菓子屋見たいな店なんだけど、そこのおばあさんは、
毎年、『子供の日』、『ハロウィン』、『クリスマス・イブ』になると、お菓子を配ってくれるんだ!
でも、早い者勝ちみたいなもんだから、はやく行かないといけないわけで―――っ。
信号をわたし、トンネルを潜り抜け、角を曲がり―――
「つっ、ついたぁっ!」
ボロボロの木材の壁と床。そして『トリック・キャーン』の看板。
見るからに古そう。てゆうか古い!
どうして立て替えないのかな、とみんなが言うほどだ。
「はぁ、こ、こんにちは~」
あがった息をおさえるように首元を触りながら、古い扉を開く。
なかも当然ボロボロなのに、キラッキラのパーティーグッズが、それを隠しているよう。
「おや、いらっしゃい」
しがれた声と共に、ギシギシと床がきしむ。
店の奥から、白髪だらけの髪を束ねたおばあさんが歩いてくる。
このおばあさんがこの店の店長。本名は誰も知らなくて、
みんなからは『パーティおばあさん』とよばれている。
「お菓子だねぇ。はいはい、ちょっと待っててねぇ」
おばあさんの声が聞こえて、床がギシギシいう。
「だ、だいじょうぶですかっ?」
あたしたちはおばさんのいるほうに駆け寄る。
「おやおや、ありがとねぇ。・・・ほら、どうぞ」
おばあさんはあたしたちに袋詰めのお菓子をくれた。
「ありがとうございますっ」
あたしたちは声を重ねて微笑んだ。そのとき、夕菜の胸元が一瞬赤く光った。
「――おや。アナタは、あのときのペンダントを――」
おばあさんが優しい声で夕菜に言う。夕菜は微笑んで、
「は、はい。そうです」
とだけいうと、扉まで軽くかけて、『失礼しましたっ』と言って店を出た。
(あのときの、ペンダントって・・・?)

                        ≪≪続く≫≫

作者:ねこ
スポンサーサイト


この記事に対するコメント

続きが楽しみ♪

そのおばあさんってすごいいい人だね~✝
おばあさんと、夕菜にどんな関係があるんだろ?
【2009/10/09 21:12】 URL | 雅璃陽 #-[ 編集]


この記事に対するコメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック




プロフィール

雅璃陽

Author:雅璃陽
氏名:雅璃陽
生年月日:1996.7.18
出身:大阪
趣味:漫画を読む・パソ・お絵かき
ゲーム:ルーンファクトリー


最新記事


最新コメント


最新トラックバック


月別アーカイブ


カテゴリ


検索フォーム


RSSリンクの表示


リンク

このブログをリンクに追加する


ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


QRコード

QRコード


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。